
ウマ娘シンデレラグレイ2 (画像引用元:集英社ホームぺ-ジ)
この記事では、ウマ娘シンデレラグレイ2巻の感想と評価、概要、登場人物、目次についてお伝え致します。※この記事には、ネタバレを含みますのでご注意下さい。
ウマ娘シンデレラグレイ2巻の概要
ウマ娘シンデレラグレイ2巻の概要をご紹介致します。
地方トレセン「カサマツ」で育ったウマ娘・オグリキャップは、ライバルであるフジマサマーチへの雪辱を胸に「ジュニアクラウン」に挑みます。激しい一騎打ちの末に勝利を収めた彼女は、続く「中京盃」で芝レース初挑戦ながら圧倒的な走りを見せ、その才能が中央への道を切り開くきっかけとなります。
そこに現れたのは、伝説の三冠ウマ娘・シンボリルドルフです。彼女から「中央トレセン学園」へのスカウトを受けたオグリとトレーナーの北原穣は、「次のレースで勝てば中央へ進出、負ければカサマツに残留」という厳しい条件に挑むことになります。
夢と現実の狭間で揺れながらも、オグリは自らの走りで未来を掴もうと決意します。
本巻は、地方編のクライマックスとして、オグリキャップが中央へ羽ばたく大きな転機を描いた重要な一冊です。
ウマ娘シンデレラグレイ2巻の登場人物
ウマ娘シンデレラグレイ2巻の登場人物をご紹介致します。
オグリキャップ
カサマツトレセン学園の新入生。小さい頃は膝が悪かったが、母のマッサージのお陰で回復し、柔軟な身体を手に入れる。マイペースで健啖家。
ベルノライト
オグリキャップのチームメイト。体力にはあまり自信がないが、実家がウマ娘専門のスポーツ用品店で、用具についての造詣が深い。
北原穣(きたはらじょう)
オグリキャップとベルノライトの元トレーナー。自分の育てたウマ娘と東海ダービーで優勝するのが夢。
フジマサマーチ
カサマツトレセン学園の特待生。東海ダービーを目標にしており、デビュー戦ではオグリキャップに土を点けた。
柴崎 宏壱(しばさき こういち)
北原 穣の後輩であり、フジマサマーチのトレーナー。マーチに蔑ろにされがち。
シンボリルドルフ
トレセン学園の生徒会長。史上唯一の七冠ウマ娘。
ノルンエース
オグリキャップのルームメイト。部屋を占有するなどして嫌がらせをしていたが、オグリの実力を認め、ダンスを教えてあげるようになる。
ミニーザレディ
狡賢く、悪戯好き。フジマサマーチの大ファン。
ルディレモーノ
ガラが悪く、クラスで目立っていた。意外と身内に甘く、常識的。
六平 銀次郎(むさか ぎんじろう)
北原の叔父。中央でトレーナーをしている。
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ウマ娘シンデレラグレイ2巻の感想
ウマ娘シンデレラグレイ2巻の感想をお伝え致します。
本巻では、主人公オグリキャップとトレーナー北原穣の絆がより深まっていく様子が印象的です。「勝てば中央へ進出、負ければ地方に残留」という厳しい条件を前に、二人が見せる信頼と葛藤の描写が多くの読者の心を打っています。
また、ライバル・フジマサマーチとの激戦も大きな見どころで、「ジュニアクラウン」でのスパート合戦や駆け引きの描写には「作画が圧巻」「臨場感が凄い」と高い評価が寄せられています。
さらに、「中京盃」での芝レース初挑戦を経て、三冠ウマ娘・シンボリルドルフが登場することで物語が大きく動き出す展開にも注目が集まっています。読者からは「地方編の締めくくりとして完璧」「中央への期待が高まる」との声が上がっています。
一方で、“勝利が別れを意味する”という切ない構図にも共感が集まり、地元で奮闘しながらも成長していくオグリの姿に「胸が熱くなった」「応援したくなる」といった感想も多く見られます。
総じて、ウマ娘シンデレラグレイ2巻は、キャラクターの成長、レースの緊張感、そして次章への期待感が絶妙に調和した内容として高く評価されています。
ウマ娘シンデレラグレイ2巻の評価
ウマ娘シンデレラグレイ2巻について、以下の5つの観点で各項目10点満点で評価致します。
ストーリー:9点
地方から中央への挑戦を通じて描かれる主人公の成長軸が明確で、物語全体にスピード感と緊張感が漂っています。読者の期待をしっかりと満たしながら、次巻への展開を自然に導く構成となっています。
キャラクター:8点
主人公のオグリキャップとトレーナー北原穣の関係性が丁寧に描かれており、さらにライバル・フジマサマーチをはじめとするキャラクターたちも個性豊かに表現されています。それぞれの立場や思いが伝わる構成で、読者が自然と応援したくなる魅力を持っています。
作画・デザイン:9点
レースシーンの迫力やキャラクターの動き、表情の豊かさが際立っており、「作画の完成度が高い」「臨場感に圧倒される」といった高評価が数多く寄せられています。
表現力:9点
勝負の緊張感や、物語の転機となる条件設定、そして登場人物たちの繊細な感情の揺れが丁寧に描かれており、読者を強く物語へ引き込みます。ただし、一部では展開のテンポがやや速いと感じる声もあり、もう少し余韻を残す構成であれば、より深い印象を与えられたかもしれません。
メッセージ性:8点
「地方だから無理」「勝てば中央へ」という逆境を乗り越えるテーマを通して、夢を追い続ける強さや成長の軌跡が明確に描かれています。ただし、メッセージ性がややストレートでわかりやすい印象もあり、もう一段深い象徴性や余韻が加われば、より心に残る作品になったと感じられます。
総合評価
43点/50点
シリーズの導入巻として完成度が高く、物語の取っかかりとしての構成力やキャラクターの魅力、そして作画の迫力いずれも申し分ありません。テーマの掘り下げや物語の加速という点では「ここからが本番」といった印象もありますが、その分、今後の展開に対する期待を大きく高める一冊となっています。

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ウマ娘シンデレラグレイ2巻の目次
第8R『想定外』 … 005
第9R『2度目』 … 025
第10R『国内最高水準』 … 045
第11R『ライセンス』 … 064
第12R『一番の選択』 … 085
第13R『だったら私に勝て』 … 105
第14R『なにやってんだよ』 … 125
第15R『怪物』 … 144
第16R『ありがとう、カサマツ』 … 167
ウマ娘シンデレラグレイ2巻の商品内容
タイトル:ウマ娘シンデレラグレイ2
出版社:集英社
発売日:2021年2月19日(火)
ページ数:192ページ
著者:久住 太陽(くずみ たいよう)
脚本:杉浦 理史 & Pita
漫画企画構成:伊藤 隼之介
原作:Cygames
販売価格:
コミック(紙):715円(税込)
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Kindle版(電子書籍):680円(税込)
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まとめ

ウマ娘シンデレラグレイ2巻の感想と評価、概要、登場人物、目次についてお伝え致します。
主人公オグリキャップが地方トレセン「カサマツ」から中央への道を切り拓く姿が熱く描かれており、努力と挑戦の物語として心を掴みます。レースシーンの迫力やキャラクターの表情の豊かさも際立ち、「作画の完成度が高い」「臨場感に圧倒される」と高い評価を得ています。
また、「地方だから無理」という逆境を跳ね返し、「勝てば中央へ」という夢に挑む構図が分かりやすく胸を打ち、競馬を知らない読者でも感情移入しやすい内容です。
成長・熱意・絆を描く物語として、シリーズ未読者にも強くおすすめできる一冊です。
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