
ウマ娘シンデレラグレイ21 (画像引用元:集英社ホームぺ-ジ)
この記事では、ウマ娘シンデレラグレイ21巻の感想と評価、概要、登場人物、目次についてお伝え致します。※この記事には、ネタバレを含みますのでご注意下さい。
ウマ娘シンデレラグレイ21巻の概要
永世三強の不在を嘆かれる秋の天皇賞が開幕。「ライバルになれなくてごめんなさい」──。“オグリ世代”と言われながらも戦い続けた矜持。ヤエノムテキが伸ばし続けた手がその背に迫る──!!(引用元:集英社ホームページ)
ウマ娘シンデレラグレイ21巻の登場人物
ウマ娘シンデレラグレイ21巻の登場人物をご紹介致します。
オグリキャップ
社会現象を巻き起こす現役最強ウマ娘。安田記念をレコードタイムで勝利してから臨んだ宝塚記念で最後に失速し、ミルワカバに敗れる。原因とされた脚のケガが完治し、万全の状態で天皇賞(秋)に挑む。マイペースで健啖家。
ベルノライト
オグリキャップと共にトレセン学園に編入する。スタッフ研修生としてオグリキャップのサポートを続けてる。
六平銀次郎(むさかぎんじろう)
北原の叔父。オグリの面倒を見ていたが北原が中央に来て以来、オグリについては彼に一任している。
北原穣(きたはらじょう)
オグリキャップとベルノライトの元トレーナー。中央のライセンスを取得し、再びオグリのトレーナーに。
ヤエノムテキ
皐月賞ウマ娘。以前の敗北からオグリやクリークにリベンジする機会を窺い、安田記念と宝塚記念ではオグリに肉薄した。
メジロアルダン
名門メジロ家の令嬢。「ガラスのように精細な脚」といわれるレースに不利なからだで生まれるが、類い稀なセンスと研究でそれを補う。
バンブーメモリー
昨年の安田記念覇者のマイラーで風紀委員長。オグリを元気づけるために安田記念でのリベンジマッチを提案するぼど彼女に憧れている。
ミルワカバ
中京記念・金杯を獲り頭角を表してきたウマ娘。オグリに対しては並々ならぬライバル心を抱き、挑発的な言動を取る。
メジロラモーヌ
メジロアルダンの姉。桜花賞、オークス、エリザベス女王杯を制し、史上初のトリプルティアラを達成する。現在は第一線から距離を置いている。
ウマ娘シンデレラグレイ21巻の感想
ウマ娘シンデレラグレイ21巻では、“永世三強”が姿を消した中で、オグリキャップの圧倒的な人気と、ヤエノムテキの静かに燃える闘志が対照的に描かれています。
ヤエノムテキが「あなたの隣に立つ」「今度は右手で握手を」と誓いながらオグリへ挑む姿には、単なるライバル関係を超えた覚悟と敬意が込められており、胸を打たれます。
一方のオグリキャップは、これまでの“無敵の象徴”としての輝きに陰りが見え、走る喜びを失いかける姿が印象的です。「目の光が消えている」「義務のために走っているようだ」といった感想も多く、彼女の内面描写が重く心に響く展開となっています。
物語全体は終盤へ向けて緊迫感を増し、レースシーンの描写、コマの運び、演出のテンポなど、漫画表現としての完成度が高いです。
その一方で、「勝利の余韻をもう少し味わいたかった」「シリアスな展開が続いて切なかった」との声もあり、読後には寂しさと次巻への期待が入り混じる巻となっています。
ウマ娘シンデレラグレイ21巻の評価
ウマ娘シンデレラグレイ21巻について、以下の5つの観点で各項目10点満点で評価致します。
ストーリー:9点
“永世三強”が姿を消した中で、オグリキャップとヤエノムテキの対比がより際立ち、物語全体に強い印象を与えています。とくに、ヤエノムテキが静かな闘志を胸に秘め、オグリへ挑戦する姿勢は読者から高く評価され、その決意の描写が心に残る要素となっています。
キャラクター:8.5点
オグリキャップがこれまでの“無敵”というイメージから一歩踏み出し、自身が何のために走るのかを見つめ直す姿が描かれ、キャラクターとしての奥行きが増しています。加えて、ヤエノムテキの成長や覚悟の描写も印象的です。ただし、一部の読者からは他キャラクターの描き込みがやや物足りないとの指摘も見られます。
作画・デザイン:9点
レースシーンの描写やコマ割り、演出面では、“漫画ならではの臨場感と迫力”が際立っており、非常に高い評価を受けています。ページをめくるたびに、まるで音や空気の振動までも伝わってくるような臨場感があり、その表現力の豊かさは高く評価できます。
表現力:8.5点
登場人物たちの感情の揺らぎやプレッシャー、そして勝負の張り詰めた空気などが巧みに表現され、読者を強く引き込む構成になっています。一方で、「勝利後の余韻をもう少し感じたかった」「重苦しい展開が続いてやや疲れた」といった意見もあり、読後の印象については賛否が分かれる面も見られます。
メッセージ性:8点
「強さ」「走る理由」「ライバルの存在意義」といったテーマが丁寧に描かれており、物語に深い厚みを与えています。一方で、物語がまだ“最終章への助走段階”にあるため、提示されたメッセージがすべて回収されきっていない印象もあり、今後への期待を抱かせる構成となっています。
総合評価
43点/50点
総合すると、ウマ娘シンデレラグレイ21巻はかなり高水準な出来であり、多くのファンにとって“読み逃せない一冊”と言える内容です。

ウマ娘シンデレラグレイ21巻の目次
第182R 『大丈夫だ』・・・005
第183R 『貴方は私が倒します』・・・024
第184R 『大外でこそ活きる』・・・044
第185R 『いってきます』・・・065
第186R 『ターフの魔術師』・・・085
第187R 『私が相手だ』・・・105
第188R 『00:00』・・・125
第189R 『全部私が』・・・1245
第190R 『偶像』・・・165
第191R 『何の為に』・・・185
ウマ娘シンデレラグレイ21巻の商品内容
タイトル:ウマ娘シンデレラグレイ21
出版社:集英社
発売日:2025年9月19日(金)
ページ数:208ページ
著者:久住 太陽(くずみ たいよう)
脚本:杉浦 理史 & Pita
漫画企画構成:伊藤 隼之介
原作:Cygames
価格:
コミック(紙):770円(税込)
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Kindle版(電子書籍):732円(税込)
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まとめ

ウマ娘シンデレラグレイ21巻の感想と評価、概要、登場人物、目次についてお伝え致しま
ウマ娘シンデレラグレイ21巻は、これまで積み重ねてきたキャラクターたちの努力が激突する場面が数多く描かれており、読者の心を強く揺さぶる“勝負の巻”として高く評価されています。物語が最終局面へと進む中、その盛り上がりを存分に味わえる内容となっており、シリーズの中でも特に印象深い一冊だと感じられます。


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