
葬送のフリーレン 1巻
(画像引用元:小学館ホームページ)
この記事では、葬送のフリーレン 1巻の感想と評価、登場人物、あらすじ、目次について解説致します。※この記事には、ネタバレを含んでいますので、ご注意下さい。
葬送のフリーレン 1巻の概要
葬送のフリーレン 1巻のあらすじをご紹介いたします。
魔王を討伐した勇者一行の一員であるエルフの魔法使い・フリーレンは、長命ゆえに人間の一生を刹那のように感じていた。凱旋後、50年に一度の流星群を一緒に見ようと約束して仲間たちと別れたが、再会の時には勇者ヒンメルは老い、間もなくこの世を去る。仲間の死を前に「人間をもっと知ろうとすべきだった」と後悔を抱いたフリーレンは、かつての僧侶・ハイターに託された戦災孤児フェルンと出会い、彼女を弟子として迎える。過去の旅の記憶を胸に、魔法探求と“人を知る”ための新たな旅へと歩み出す――物語は冒険の“その後”から始まり、時の流れと絆の重さを静かに描き出していく。
葬送のフリーレン 1巻の登場人物
葬送のフリーレン 1巻の登場人物をご紹介いたします。
フリーレン(エルフ)
千年以上の長命を誇るエルフにして、かつて勇者一行の一員として魔王討伐に貢献した魔法使い。あらゆる魔法に強い関心を寄せる“魔法オタク”で、珍しい術式を見つけると夢中になる一面を持つ。性格はおおざっぱで感情に流されにくいが、仲間たちと共に旅をする中で、その心に少しずつ変化が芽生えはじめる。長い時を生きながらも、人との関わりから新たな感情を学んでいく存在。
フェルン(人間)
フリーレンの弟子となり、共に旅路を歩むことになる若き魔法使い。かつて戦乱で家族を失い、僧侶ハイターに育てられた戦災孤児でもある。感情を抑えた冷静な性格で、生活面に無頓着なフリーレンを気遣い、まるで“お母さん”のように世話を焼く一面を見せる頼もしい存在。
ヒンメル(人間)
アイゼン(ドワーフ)
魔王討伐を成し遂げた勇者パーティーの戦士で、屈強なドワーフ族に生まれた前衛担当。口数は少ないものの、仲間内では的確なツッコミ役として存在感を発揮する。戦士としての実力は折り紙付きで、後にシュタルクの師匠として彼を育て上げた人物でもある。
葬送のフリーレン 1巻の感想
葬送のフリーレン 1巻の感想についてお伝えいたします。
葬送のフリーレン1巻を読んでまず惹かれたのは、「魔王を倒した後の世界」という珍しい切り口でした。普通のファンタジーは旅の途中や決戦に焦点を当てることが多い中、これは“その先”の物語なんです。しかも主人公のフリーレンは長寿のエルフなので、人間の仲間たちとの間に「時間の流れのズレ」が生まれていて、それが静かだけど深い余韻を残すんですよね。
全体的に物語は淡々としているんですが、それが逆に“時間の重み”や“生き方”を考えさせるきっかけになってくれる感じで、とても心地よかったです。ギャグや旅の要素もあって、重すぎないのもバランスが良いところです。
あと、絵がすごく綺麗で、優しくて落ち着いた世界観も魅力的でした。ただ、テンポはゆっくりめなので、バトル中心のファンタジーを期待すると少し物足りなさを感じるかもしれません。でも、“物語としての味わい”をゆっくり噛みしめたい人には、すごく刺さる作品だと思います。
葬送のフリーレン 1巻の評価
葬送のフリーレン1巻について、以下の5つの観点で各項目10点満点で評価致します。
ストーリー:9点
「魔王討伐後」を舞台に据えるという視点が際立ち、“物語の終わり”から物語が始まるという構成が静かな余韻を生み出しています。また、フリーレンが旅に出る理由を「人間を知ること」とした設定も独創的で、今後への期待を自然と抱かせる柔らかな導入が魅力的です。
キャラクター:8点
作画・デザイン:8点
表現力:9点
メッセージ性:10点
総合評価
44点/50点
葬送のフリーレン 1巻の目次
葬送のフリーレン 1巻の目次をご紹介いたします。
第1話:冒険の終わり … 003
第2話:僧侶の嘘 … 041
第3話:蒼月草 … 077
第4話:魔法使いの隠し事 … 111
第5話:人を殺す魔法 … 129
第6話:新年祭 … 149
第7話:魂の眠る地 … 167
葬送のフリーレン 1巻の商品内容
タイトル:葬送のフリーレン1巻
出版社:小学館
発売日:2020年8月8日(火)
ページ数:192ページ
原作:山田 鐘人
作画:アベツカサ
販売価格:
コミック(紙):594円(税込)
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Kindle版(電子書籍):583円(税込)
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まとめ

葬送のフリーレン 1巻の概要、登場人物、感想、評価、目次、商品内容についてお伝えおいたしました。
この作品は、魔王討伐を果たした“勇者一行”のその後を描くという、従来のファンタジーとは異なる切り口から物語が始まります。
主人公のエルフ魔法使い・フリーレンが、長命ゆえに見過ごしてきた「人の儚さ」や「命の尊さ」と向き合う姿が印象的で、静かな余韻を伴う物語が展開されます。ギャグや冒険要素も織り交ぜられながら、読後に深い感動を残してくれるのが魅力です。
美しいイラストや落ち着いた世界観も高く評価されており、大人の読者にも強く響く一冊といえます。バトルや冒険以上の“物語の深み”を求める人に、特におすすめの第1巻です。
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