
魔都精兵のスレイブ9(画像引用元:集英社ホームぺ-ジ)
魔都精兵のスレイブ9巻は、2021年12月3日(金)に発売されました。表紙は、二番組 組長 上運天 美羅(かみうんてん みら)です。
この記事では、魔都精兵のスレイブ9巻の感想と評価、概要、登場人物、目次について解説致します。※この記事には、ネタバレを含んでいますので、ご注意下さい。
魔都精兵のスレイブ9巻の概要
魔都精兵のスレイブ9巻の概要を紹介いたします。
東家の次期当主を決める「東の晩餐」で活躍した優希。日万凛の母・風舞希への貸出で『無窮の鎖』の新たなる形態が発動した結果、母娘2人からの同時“ご褒美”が…!!
貸出を経て京香と優希の繋がりが深まる中、現世・横浜で若い女性が次々と姿を消す事件が発生する。監視カメラに映った『八雷神』空折を追い、京香、そして二番組 組長・上運天 美羅と共に優希は現世へと赴くが──!?
(引用元:集英社ホームページ)
魔都精兵のスレイブ9巻の登場人物
魔都精兵のスレイブ9巻の登場人物を紹介いたします。
七番組
和倉 優希(わくらゆうき)
高校3年生の時に魔都に迷い込み、醜鬼に襲われていたところを京香に助けられ、奴隷兼魔防隊の管理人に、家事全般が得意。
羽前 京香(うぜん きょうか)
魔防隊七番組 組長。醜鬼に故郷を滅ぼされた過去を持ち、醜鬼の殲滅を目標に掲げる。能力『無窮の鎖(スレイブ)』で優希を使役する。
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東 日万凛(あずま ひまり)
七番組 副組長。『青雲の志(ラーニング)』で京香の能力を使い、優希を奴隷に。「東の晩餐」を経て東家との確執を乗り越えた。
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大川村 寧(おおかわむら ねい)
組の最年少で11歳。先に入隊した上司として優希を気にかける。千里眼の能力『きっと見つける(プロミス)』を持つ。
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駿河 朱々(するが しゅしゅ)
身体の大きさを変化させる『玉体革命(パラダイムシフト)』で醜鬼を圧倒。当初は単なる好奇心だったが、今は、優希に好意を抱く。
二番組
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上運天 美羅(かみうんてん みら)
二番組 組長。硬派で面倒見のいい性格。京香をライバル視している。
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九番組
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東 風舞希(あずま ふぶき)
九番組 組長であり、名門・東家を束ねる当主。日万凛の母でもある。
六番組
出雲 天花(いずも てんか)
六番組 組長。優希に恋心を抱き猛アタック中。空間を操作する能力を持つ。
八雷神
空折(くうせつ)
八雷神の一人。餌を吸収することで成長する。
魔都精兵のスレイブ9巻の感想
魔都精兵のスレイブ9巻の感想についてお伝え致します。
魔都精兵のスレイブ9巻では、能力「無窮の鎖(スレイブ)」の貸出設定がさらに掘り下げられ、「日万凛とのご褒美シーン」や「優希の戦力強化」など印象的なエピソードが描かれています。
ヒロイン同士の関係性にも変化が見られ、シリーズの中でも特にラブコメ色が強まった巻として好評で、恋愛要素を楽しみたい読者から高い支持を得ています。
また、組長・美羅の照れた反応など、日常的なコミカルシーンも多く、バトル以外の場面でもキャラクターの魅力が十分に発揮されています。
一方で、激しい戦闘シーンは控えめで、「アクション面の緊張感がやや弱い」との意見も一部に見られます。
総合的に見ると、9巻は物語の基盤を整えつつ、キャラクター同士の絆ややり取りに焦点を当てた“関係深化回”。ヒロイン描写や軽やかな雰囲気を楽しみたいファンにとって、満足度の高い一冊となっています。
魔都精兵のスレイブ9巻の評価
魔都精兵のスレイブ9巻について、以下の5つの観点で各項目10点満点で評価致します。
ストーリー:7点
本巻では、能力「無窮の鎖(スレイブ)」の貸出にまつわる新たな展開や、ヒロインたちの関係性の変化が中心に描かれています。一方で、大規模な戦闘やクライマックス的な盛り上がりは控えめで、どちらかといえばキャラクター同士の絆を深める“関係性重視の回”という印象が強いです。そのため、物語の進展や大きな転換を期待する読者にはやや穏やかに映る部分もあります。
キャラクター:8点
作画・デザイン:7点
キャラクターの見せ場やサービスシーンが随所に盛り込まれており、ビジュアル面での満足度は高い巻です。一方で、大規模な戦闘シーンは控えめとの声もあり、アクションの迫力や戦闘構図のダイナミズムという点では、これまでの戦闘中心の巻に比べるとやや穏やかな印象を与えています。
表現力:7点
本巻は、ラブコメ的な要素や日常描写が多く盛り込まれており、戦闘以外の場面でも作品世界を楽しめる“読ませる構成”になっています。その一方で、物語全体の緊迫感や勢いという点ではやや落ち着いた印象があり、シリーズ全体を見据えた“次章へのつなぎ”的な位置づけといえます。
メッセージ性:6点
総合評価
35点/50点
魔都精兵のスレイブ9巻は、シリーズを追い続けてきた読者にとってキャラクターの魅力や作品全体の雰囲気を味わえる満足度の高い内容となっています。特に、ラブコメ的な展開やヒロインたちの描写を楽しみたい読者には非常におすすめの一冊です。一方で、物語の大きな転換やテーマの深い掘り下げを期待する読者にとっては、次の展開へ備える“つなぎの巻”という印象も残ります。

魔都精兵のスレイブ9巻の目次
魔都精兵のスレイブ9巻の目次についてお伝え致します。
第66話 東家の夜 … 005
第67話 母娘のスレイブ … 017
第68話 スレイブの晩夏 … 039
第69話 強くなる鎖 … 061
第70話 現世での異変 … 083
第71話 横浜にて … 105
第72話 二番組 組長 … 127
第73話 神の思惑 … 149
描き下ろし漫画 母娘のスレイブ・その後 … 171
巻末おまけ 設定・ラフギャラリー … 180
魔都精兵のスレイブコミック9巻の商品内容
タイトル:魔都精兵のスレイブ9
出版社:集英社
発売日:2021年12月3日(金)
ページ数:192ページ
著者:タカヒロ
漫画:竹村 洋平(たけむら ようへい)
販売価格:
コミック(紙):528円(税込)
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Kindle版(電子書籍):502円(税込)
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まとめ

魔都精兵のスレイブ9巻の感想と評価、概要、登場人物、目次についてお伝えいたしました。
魔都精兵のスレイブ9巻をおすすめする理由は以下の3点です。
・能力「無窮の鎖(スレイブ)」の貸出に関する新たな展開が描かれ、「日万凛とのご褒美シーン」や「優希の戦力強化」など印象的なエピソードが登場します。
・ヒロインたちの関係性にも変化が見られ、ラブコメ的な雰囲気が強まったことで、恋愛要素を楽しみたい読者にも好評です。
・組長・美羅をはじめとしたキャラクターたちが日常シーンで個性を発揮しており、戦闘以外の魅力も十分に描かれています。
総合的に見ると、魔都精兵のスレイブ9巻は、ヒロインの描写やラブコメ要素を重視するファンにとって高い満足度を得られる内容で、シリーズの持つ明るく賑やかな世界観を味わいたい読者にぴったりの一冊です。



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