アニメ『杖と剣のウィストリア』第1期の感想と評価！概要、登場人物、ストーリーも徹底解説！！

アニメ『杖と剣のウィストリア』第1期（画像引用元：dアニメストア）

この記事では、アニメ『杖と剣のウィストリア』第1期の概要、登場人物、ストーリー、感想と評価について徹底解説致します。※この記事には、ネタばれを含みますのでご注意下さい。

 

アニメ『杖と剣のウィストリア』第1期の概要

アニメ『杖と剣のウィストリア』第1期の概要についてお伝え致します。

アニメ『杖と剣のウィストリア』第1期は、原作・大森藤ノ、作画・青井聖による漫画を基に制作されたテレビアニメです。原作漫画は講談社『別冊少年マガジン』にて2020年12月9日より連載がスタートしました。

テレビアニメ第1期は2024年7月7日から9月29日まで、TBS系列ほかで放送され、全12話で構成されています。

放送当初から「魔法が使えない少年が剣一本で世界に挑む」王道ファンタジーとして注目を集めました。

物語の舞台は、天上の侵略者によって“本物の空”を奪われた魔法至上主義の世界。魔法学院に通う主人公ウィル・セルフォルトは、魔法を使えないがゆえに“無能者”と蔑まれます。

それでも幼なじみ・エルファリアとの約束を胸に、魔法の代わりに剣を手にし、自らの信念を貫くために戦いの道を歩みます。魔法と剣が交錯する世界で、ウィルが“戦士”として成長していく姿が描かれます。

アニメ『杖と剣のウィストリア』第1期の登場人物

アニメ『杖と剣のウィストリア』第1期の登場人物をご紹介致します。

 

ウィル・セルフォルト CV 天﨑 滉平、日向 未南（幼少期）

リガーデン魔法学院の6年生で、魔法が使えない“無能者”として入学した異色の学生です。その能力の欠如から周囲の同級生たちに軽んじられていますが、実際には誰よりも強大な力と抜群の剣技を備えた“戦士”としての実力を秘めています。魔法実技の単位は取得できないため、主に筆記試験と実習を通じて成績を積み上げています。幼少期にエルファリアと交わした約束を果たすため、“至高の五杖（マギア・ヴェンデ）”の称号を目指し、努力を続けています。

 

エルファリア・アルヴィス・セルフォルト CV 関根 明良

“至高の五杖（マギア・ヴェンデ）”の一人に数えられる女性で、別名“深窓の氷姫”として知られています。ウィルとは孤児院時代からの幼なじみで、幼少期から抜きん出た魔法の才を示していました。その圧倒的な実力により、史上最年少で“至高の五杖”の座に就いた天才魔導士です。水や氷の属性魔法を自在に操るその力は、他の追随を許しません。現在は塔に籠りながらも、窓辺から常にウィルのことを見守り続けています。世間からは“聖女”として崇められていますが、その内には誰も知らない秘密を抱えています。

 

コレット・ロワール CV 天野 聡美

リガーデン魔法学院の6年生で、かつて栄華を誇ったロワール家の令嬢。土属性の魔法に秀でた将来有望な魔導士候補です。学院ではウィルを軽んじる者が多い中、彼を理解し支える唯一の友人として行動しています。ウィルの努力が正当に評価されることを願い、そのためなら大胆な手段に出ることも躊躇いません。内心ではウィルに特別な想いを抱いており、彼の率直な言葉に思わず頬を染めることもある、情に厚い少女です。

 

シオン・アルスター CV 水中 雅章、松岡 美里（幼少期）

リガーデン魔法学院の6年生で、炎魔法の名門・アルスター家に生まれた嫡男。高価な貴族ブランドの装いに身を包み、実力も学年随一と評されるエリート魔導士です。その地位と才能から学院内でも注目を集めています。かつては、魔法を使えないウィルを仲間と共に見下していたものの、その心の奥には複雑な思いを秘めています。表向きは傲慢でプライドの高い性格ながら、誰にも見せない陰の努力を重ねる一面を持つ人物です。

 

ユリウス・レインバーグ CV 柿原 徹也

リガーデン魔法学院の6年生で、学年でもトップ3に入るほどの実力を誇る優秀な魔導士。氷属性の魔法を得意とし、上位魔法までも自在に操る天賦の才を持っています。同じ氷の系統を極める者として、“至高の五杖（マギア・ヴェンデ）”エルファリアの後継者となることを目標に研鑽を重ねています。自信家で誇り高く、自分より劣ると見なした者には容赦なく冷たい態度を取る傲慢な性格の持ち主です。

 

リアーナ・オーウェンザウス CV Lynn

リガーデン魔法学院6年生の中で頂点に立つ、“完璧才女（ミス・パーフェクト）”の異名を持つ学生。名門オーウェンザウス家の出身で、騎士の血筋を受け継いでいることから、魔導士でありながら白兵戦にも長けた稀有な存在です。どんな状況下でも冷静さを失わず、常に理性的に判断を下す姿勢が特徴。地位に驕らず、自身の立場と責務を正しく理解しています。周囲が“無能者”と呼ぶウィルを見下す中、彼の真の力を見抜き、公正に評価できる数少ない人物です。

 

イグノール・リンドール CV 河西 健吾

リガーデン魔法学院6年生の中でもトップ3に数えられる実力者で、強大な魔力を誇るエルフ族の魔導士。風属性と幻想系の魔法を得意とし、その繊細かつ高精度な術の制御力で周囲を圧倒します。他者を能力で公平に評価する一方、情に流されることがなく、言葉がやや辛辣に響くこともあります。エルフとしての誇りと伝統を重んじ、同族意識が強く、心から認めた相手でなければ決して肌を触れ合わせないという厳格な価値観を持っています。

 

アイリス・チャーチル CV 大久保 瑠美

リガーデン魔法学院の4年生で、ウィルたちの後輩にあたる少女。眼鏡とおさげ髪が印象的な勤勉タイプです。かつてダンジョンで命の危機に陥った際、エルファリアに救われたことをきっかけに、彼女を深く尊敬し崇拝するようになりました。その後、自身を助けてくれたウィルにも強い好感を抱くようになりますが、どうやらその感情は単なる憧れや感謝の域を超えており、ウィルに対して特別な関心を寄せている様子を見せています。

 

キキ CV いなせあおい

いつもウィルのそばに寄り添う、小柄な使い魔。ウィルがダンジョンへ挑む際には、鋭い嗅覚を活かして敵の気配を察知し、戦闘中も的確にサポートする頼れる存在です。言葉を話すことはできないものの、その仕草や行動から深い絆が感じられ、まるで心を通わせるようにウィルと息を合わせて行動します。

 

ロスティ・ナウマン CV ???

ウィルと同じ寮で暮らす魔工科の学生。魔道具（マジックアイテム）の製作を得意とし、繊細な技術と発想力で数々の優秀な作品を生み出している。穏やかで面倒見の良い性格の持ち主で、ウィルからの頼みごとであればどんな無茶なことでも快く引き受ける。しかし、その優しさの裏には強い独占欲があり、ウィルに近づく人物には密かに警戒心を抱く一面もある。

ワークナー・ノーグラム CV 関 智一

リガーデン魔法学院で「魔法生物学」を担当する教師。授業は非常に厳格で、生徒たちから恐れられているものの、補習や個別指導を惜しまないのは深い愛情の表れです。学院の中でも数少ないウィルの理解者の一人であり、ダンジョン討伐から戻った彼に、単位を取得するための助言を与えてしまうこともある甘い一面を持ちます。しかし、その温和な性格とは裏腹に、魔導士としての実力と知識は学院屈指のレベルを誇っています。

 

エドワルド・セルフェンス CV 遊佐 浩二

リガーデン魔法学院で「闇魔法学」と「魔源学史」を担当する教師。魔法至上主義を信条としており、魔法を扱えないウィルに対しては冷淡な態度を取る。高度な呪文を自在に操ることはもちろん、下位呪文でさえ独自の応用によって強力な攻撃に変えるなど、その腕前は一流の魔導士として知られている。かつては塔の頂に迫り、“至高の五杖（マギア・ヴェンデ）”に最も近づいたとされる伝説的な“到達者”の一人でもある。

 

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アニメ『杖と剣のウィストリア』第1期のストーリー

アニメ『杖と剣のウィストリア』第1期のストーリーをご紹介致します。

 

第1話：一振りの剣のように

魔法学院に在籍しているものの、基礎的な魔法さえ扱うことができないウィル。周囲からは“落ちこぼれ”として嘲笑され、孤立した日々を送っていた。そんなある日、彼は自分を見下していた同級生がモンスターに襲われ、命の危険にさらされている場面に遭遇する。

 

第2話：不屈のごとく

学院では、優等生シオンが強敵を打ち倒したという噂が広がり、学生たちはその話題で持ちきりになっていた。だが、教師のエドワルドだけは、その討伐の真の功労者がウィルであることを知っていた。彼はウィルの実力を見抜き、彼にだけ特別な課題を与えるのだった。

 

第3話：Order & Watcher

エルファリアによる学院全体への勅令を受け、ウィルはモンスターの素材を集めるためにダンジョンへと足を踏み入れる。その道中、偶然にも学院の後輩であるアイリスと出会い、彼女と協力して行動を共にすることになる。

 

第4話：大祭前夜

学院最大の行事・魔導大祭が間近に迫り、生徒たちが浮き立つ中、ウィルはいつも通りドワーフ族が営む居酒屋でアルバイトに励んでいた。そんな彼の前に、学院のトップ3に名を連ねる実力者・ユリウスが姿を現す。

 

第5話：号砲を上げよ

ドワーフたちの誇りを胸に、魔導大祭でユリウスとの対決を誓ったウィルは、仲間のコレット、シオンとチームを結成。学院の頂点を決める競技「奪冠（クラウン・アタック）」──祭壇に掲げられた王冠を奪い合う戦いに挑むことを決意する。

 

第6話：矜持と熱情の間

大勢の観客が見守る中、突如としてウィルは仲間であるはずのシオンから攻撃を受ける。シオンはこれまで胸の内に秘めていた複雑な感情を、強烈な魔法に乗せてぶつけてくる。ウィルはその想いを真正面から受け止め、逃げずに対峙するのだった。

 

第7話：十二の氷秘法

エルファリアが創り出した分身魔法を自在に操り、ウィルを圧倒するユリウス。観客たちが彼の勝利を疑わなかったその瞬間、誰よりもエルファリアの魔法理論を理解しているウィルが、ついに反撃の一手を放つ。

第8話：Shall we date ?

魔導大祭で一気に注目を集めたウィル。その活躍をきっかけに、彼を仲間に引き入れようと多くの同級生たちが押し寄せる。そんな周囲の熱気に気を揉んだコレットは、思い切ってウィルをデートに誘うのだった――。

第9話：実習開始

学院生活の集大成ともいえる「総合実習」がついに開幕する。本来は命懸けのサバイバル訓練となるはずだったが、同行するリアーナたちの実力があまりにも高く、ウィルは次第に足手まといのような立場に追い込まれてしまう。

第10話：一ボクたちのユメ

突如現れた巨大なモンスターの襲撃により、ウィルたちはダンジョンの深部へと転落してしまう。そこでウィルと二人きりになったイグノールは、静かに口を開き――「自分はエルフ族の中でも落ちこぼれだった」と、これまで語られることのなかった過去を打ち明け始める。

 

第11話：臆病者の真名

謎の魔導士たちによって召喚された魔獣――イヴィル・グランドデューク。その圧倒的な存在に加え、無数のモンスターたちが四方から襲いかかる絶望的な状況の中でも、ウィルは一歩も退かずに仲間へ告げる。「――戦おう」と。

 

第12話：杖と剣

激戦の末、辛くも強敵を打ち倒したウィルたちだったが、傷ついた彼らの前に新たな脅威――無数のモンスターの群れが押し寄せる。絶望が広がるその瞬間、光の中から“至高の五杖（マギア・ヴェンデ）”の一人、アロンが姿を現すのだった。

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アニメ『杖と剣のウィストリア』第1期OPとED

アニメ『杖と剣のウィストリア』第1期のOPとEDをご紹介致します。

オープニングテーマ PENGUIN RESEARCH「Fire and Fear」

作詞：堀江晶太
作曲：堀江晶太
編曲：堀江晶太、PENGUIN RESEARCH
歌：PENGUIN RESEARCH

 

エンディングテーマ TRUE「フローズン」

作詞：唐沢 美帆
作曲：堀江晶太
歌：TRUE

 

アニメ『杖と剣のウィストリア』第1期のスタッフ

アニメ『杖と剣のウィストリア』第1期のスタッフをご紹介致します。

原作：大森藤ノ・漫画：青井 聖
（別冊少年マガジン連載）

監督・シリーズ構成・脚本：𠮷原達矢

キャラクターデザイン・総作画監督：小野早香

モンスターデザイン：須永賴太／原田吉朗／あきづきりょう

プロップデザイン：あきづきりょう

色彩設計：中野尚美

美術監督：前田有紀

美術：スタジオイースター

撮影監督：大槻綾子

撮影：アニモキャラメル

CG監督：安部保仁

編集：吉武将人

音響監督：森下広人

音響：神南スタジオ

音楽：林 ゆうき

音楽プロデュース：ランティス

アニメーション制作：アクタス×バンダイナムコピクチャーズ

 

アニメ『杖と剣のウィストリア』第1期の感想

アニメ『杖と剣のウィストリア』第1期の感想についてお伝え致します。

アニメ『杖と剣のウィストリア』第1期は、魔法至上主義の学園を舞台に、魔法を使えない少年ウィルが剣と知恵で運命に挑む王道ファンタジーとして好評を得ています。

特に戦闘シーンの演出や作画の完成度が高く、「剣一本で格上を打ち倒す爽快感」や「戦闘の緊迫感を伝える映像の迫力」は、高く評価できます。

その一方で、物語の展開や設定に既視感を覚えるという声も少なくなく、「魔法社会で落ちこぼれが努力で成長する構図」や「幼なじみとの関係性」が他のファンタジー作品と似通っているとの意見もあるようです。

総評としては、ファンタジーやバトル要素を楽しみたい視聴者には安心して観られる作品であり、丁寧な作画と王道展開が魅力の一方、物語の独自性や深いテーマ性を求める方にはやや物足りなさを感じさせる仕上がりとなっています。

アニメ『杖と剣のウィストリア』第1期の評価

アニメ『杖と剣のウィストリア』第1期の評価について以下の5つの観点から各10点満点で採点致します。

１.ストーリー：7点
魔法を至高とする学園を舞台に、「魔法を使えない主人公」が剣を武器に立ち向かうという構図は、王道ながらも惹きつける魅力を持っています。ただし、一部では展開や設定に新鮮味が乏しく、どこか見覚えのある印象を受けるとの声も上がっています。

2.キャラクター：8点
主人公ウィルをはじめ、幼なじみのエルファリアやライバルのシオンといった主要人物は、それぞれの立場や役割が明確に描かれており、感情移入しやすいキャラクター構成となっています。彼らの間には、差別や劣等感といった心の葛藤も丁寧に表現されており、物語に厚みを与えています。

3.作画・演出：9点
戦闘シーンの迫力や映像演出の完成度が高く評価されており、特に「剣のみで格上の敵を打ち破る」という展開の爽快感が、視聴者の心を強く惹きつけています。

4.音楽・音響効果：8点
音楽制作陣やスタッフへの評価も高く、サウンドが作品の世界観を効果的に引き立てています。公式発表からも、音楽面に相当なこだわりと情熱が注がれていることがうかがえます。

5.メッセージ性：6点
「努力」や「挫折」、「友情」、そして「貴族と平民の格差」といったテーマが物語の軸として描かれていますが、物語構成や設定面では新鮮さに欠けるという指摘も見られます。そのため、より深いメッセージ性を求める視聴者にとっては、やや物足りなさを感じる部分もあるようです。

総合評価： 38点/50点

 

まとめ

アニメ『杖と剣のウィストリア』第1期の概要、登場人物、ストーリー、感想、評価について解説致しました。

アニメ『杖と剣のウィストリア』第1期をおすすめする理由は、以下の4点です。

１点目は、バトルシーンでは、「剣一本で格上の相手を打ち破る」という展開の爽快さが視聴者から好評を集めており、その緻密な作画と迫力ある演出が高く評価されています。

２点目は、「魔法がすべてを支配する世界で、魔法を使えない主人公が剣を手に立ち向かう」という物語構成は、王道でありながらも引き込まれる魅力があり、ファンタジー作品を好む人にとって親しみやすい設定となっています。

３点目は、キャストや音楽、演出を手がけるスタッフ陣にも高い注目が寄せられており、「上質なアニメを楽しみたい」「映像や音響にこだわりたい」という視聴者にとっても満足度の高い作品となっています。

４点目は、第1期で物語の土台がしっかりと築かれており、「この先どのように物語が動いていくのか」と期待を抱かせる締めくくりとなっています。そのため、次のシーズンへの関心を自然と高める構成になっています。

まだ、アニメ『杖と剣のウィストリア』第1期を見て以内方は、ぜひ、見て下さいね♪

『アニメ『杖と剣のウィストリア』第1期がおすすめできるアニメということは、わかりましたが、放送が終了しているのにどうやって見ればいいの？？？』

と言う声が聞こえてきそうですね。

 

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