
SPY×FAMILY 3巻
(画像引用元:集英社ホームページ)
この記事では、SPY×FAMILY 3巻の感想と評価、登場人物、あらすじ、目次について解説致します。※この記事には、ネタバレを含んでいますので、ご注意下さい。
SPY×FAMILY 3巻の概要
フォージャー家にヨルの弟・ユーリが来訪!! 互いがスパイと秘密警察であることを隠しながら、黄昏とユーリは腹を探り合う。姉を偏愛するユーリは黄昏に本物の夫婦であることを証明しろと迫り…!?
(引用元:集英社ホームページ)
SPY×FAMILY 3巻の登場人物
SPY×FAMILY 3巻の登場人物をご紹介いたします。
ロイド・フォージャー
続柄:夫
腕利の精神科医。その正体は、西国(ウェスタリス)の敏腕諜報員(黄昏)で百の顔を使い分ける。
ヨル・フォージャー
続柄:妻
市役所勤めの事務職員。凄腕の殺し屋(いばら姫)という裏の顔を持つ。
アーニャ・フォージャー
続柄:娘
名門イーデン校の1年生。とある組織の実験で生み出された心を読む超能力者。
ドノバン・デズモンド
オペレーション<梟(ストリクス)>の標的。東国(オスタニア)の国家統一党総裁。
フランキー
情報屋。黄昏(たそがれ)の協力者。
ヘンリー・ヘンダーソン
イーデン校の寮長。
ユーリー・ブライア
ヨルの弟。秘密警察所属。
ダミアン・デズモンド
標的・デズモンドの次男。
ベッキー・ブラックベル
アーニャの友達。
SPY×FAMILY 3巻の感想
SPY×FAMILY 3巻の感想についてお伝え致します。
本巻では、フォージャー家に新たな波乱が訪れ、ヨルの弟・ユーリの登場によって物語に新たな緊張感が生まれます。
アーニャの学園生活や家族のやり取りには「笑えて癒やされる」「ハラハラする」といった声が多く、ユーモアと温かさのバランスが絶妙と評価されています。
一方で、「ユーリ編はやや重い」「テンポが少し緩やか」と感じる読者もおり、1・2巻と比べて「展開が落ち着いた」「情報量が増えて整理が難しい」との指摘も見られます。
第3巻はキャラクター同士の関係性が一段と深まり、家族というテーマに厚みを持たせた巻です。演出や感情表現も磨かれており、「この家族の行く末をもっと見届けたい」と感じさせる魅力的な内容に仕上がっています。
SPY×FAMILY 3巻の評価
SPY×FAMILY 3巻について、以下の5つの観点で各項目10点満点で評価致します。
ストーリー:9点
ヨルの弟・ユーリの登場により、フォージャー家の偽装生活に新たな緊張感が生まれ、物語の広がりが一層増しています。キャラクター同士の関係性が深まり、「家族としての絆が見えてきた」と好意的に受け止める声も多い巻です。一方で、設定や展開が増えたことで「情報がやや複雑に感じる」という意見も一部で見られます。
キャラクター:9点
アーニャ・ロイド・ヨルの三人に加え、新キャラクターのユーリが加わったことで、人物関係に新たな深みが生まれています。キャラクターそれぞれの個性がより際立ち、登場人物の魅力が一段と増したことで高く評価できます。
作画・デザイン:9点
作画や演出は引き続き高い安定感を保ち、コメディからアクション、そして日常の細やかなシーンまで幅広く緻密に描かれています。絵が美しく、構図がしっかりしており、高く評価できます。作画・デザインは、作品全体の完成度を支える大きな要素となっています。
表現力:9点
緊迫したシーンとコミカルな日常描写の切り替えが自然で、全体の構成も安定しています。演出の流れやテンポ感には確かな巧みさが感じられますが、一部では“情報量の多さ”がテンポをやや圧迫しているとの指摘も見受けられます。
メッセージ性:8点
「偽装家族」という設定の中で、それぞれが抱える秘密や生まれつつある絆が丁寧に描かれており、読後に温かな余韻を残します。テーマとしての完成度は高いものの、社会的・哲学的な掘り下げにはまだ伸びしろがあり、その点で評価はやや控えめとなっています。
総合評価
44点/50点
第3巻は、キャラクターの掘り下げと物語の転換点が印象的な一冊です。設定の広がりによってドラマ性が一段と増し、「この家族の行く末をもっと見届けたい」と思わせる魅力があります。一方で、展開の密度が高く情報量も多いため、整理の難しさを指摘する声もあり、次巻では物語構成の練り直しやテーマの深化が期待される内容となっています。

SPY×FAMILY 3巻の目次
MISSION:12 … 7
MISSION:13 … 35
MISSION:14 … 57
MISSION:15 … 89
MISSION:16 … 115
MISSION:17 … 141
EXTRA MISSION:2 … 161
SPY×FAMILY 3巻の商品内容
タイトル:SPY×FAMILY 3
出版社:集英社
発売日:2020年1月4日(土)
ページ数:199ページ
著者:遠藤 達哉
販売価格:
コミック(紙):528円(税込)
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Kindle版(電子書籍):502円(税込)
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まとめ

SPY×FAMILY 3巻の概要、登場人物、感想、評価、目次、商品内容についてお伝えおいたしました。
SPY×FAMILY 3巻は、偽装家族という枠組みの中に“本当の絆”が芽生えていく過程が丁寧に描かれ、物語の温度が一段と高まります。
ロイドが任務のためだけでなく、ヨルとアーニャを大切に思う姿に変化していく描写が印象的です。
さらに、アーニャのステラ獲得をめぐる学園生活では、ギャグやアクションが巧みに融合し、テンポの良い展開で読者を引き込みます。
加えて、洗練されたコマ割りやスタイリッシュなデザイン性も高く評価されており、シリーズの中でも特に完成度の高い巻として支持されています。
物語の転換点としても必読の一冊です。
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