
SPY×FAMILY 6巻
(画像引用元:集英社ホームページ)
この記事では、SPY×FAMILY 6巻の感想と評価、登場人物、あらすじ、目次について解説致します。※この記事には、ネタバレを含んでいますので、ご注意下さい。
SPY×FAMILY 6巻の概要
戦争を企てる東国(オスタニア)の要人・デズモンドの計画を突き止める為、西国諜報員の<黄昏>は家族をつくり子供を名門イーデン校へ入学させるよう命じられる。だが偶然にも、彼が孤児院で引き取った”娘”は超能力者、利害が一致した”妻”は殺し屋だった!!そうして正体を隠し家族になった3人だが、中間考査の日は超能力が使えず、このままでは落第だとアーニャは気づく。しかし勉強を教わる事になった叔父ユーリの「知は力」の言葉にアーニャは感銘をうけ、自力で全科目赤点回避を達成する!そんなおり、ロイドの同僚で西国諜報員のフィオナがフォージャー家を訪れる。黄昏を慕う彼女は一家の妻の座を狙っており…!?
(引用元:SPY×FAMILY 6巻)
SPY×FAMILY 6巻の登場人物
SPY×FAMILY 6巻の登場人物をご紹介いたします。
ロイド・フォージャー
続柄:夫
腕利の精神科医。その正体は、西国(ウェスタリス)の敏腕諜報員(黄昏)で百の顔を使い分ける。
ヨル・フォージャー
続柄:妻
市役所勤めの事務職員。凄腕の殺し屋(いばら姫)という裏の顔を持つ。
アーニャ・フォージャー
続柄:娘
名門イーデン校の1年生。とある組織の実験で生み出された心を読む超能力者。
ドノバン・デズモンド
オペレーション<梟(ストリクス)>の標的。東国(オスタニア)の国家統一党総裁。
ヘンリー・ヘンダーソン
イーデン校の寮長。
フィオナ・フロスト
ロイドの同僚。諜報員<夜帷(とばり)>
ダミアン・デズモンド
標的・デズモンドの次男。
ユーリー・ブライア
ヨルの弟。秘密警察所属。
ベッキー・ブラックベル
アーニャの友達。
SPY×FAMILY 6巻の感想
SPY×FAMILY 6巻の感想についてお伝え致します。
SPY×FAMILY6巻は、シリーズの中でも特にテンポの良さとキャラの魅力が際立つ一冊でした。物語の中心はまさかの「テニス対決」ですが、単なるギャグ回に終わらず、ヨルとフィオナ(トバリ)の関係性を通して、偽装家族の裏にある“本音”が少しずつ見えてくる構成がうまいです。
フィオナのクールな表情の裏に隠されたロイドへの想いやプライドも丁寧に描かれていて、彼女の存在感が一気に増しました。
後半ではアーニャの学校パートが登場し、相変わらずの天然ぶりと純粋さが癒しです。大人たちの駆け引きに対して、子どもらしい無邪気さが対照的に描かれていて、読んでいてほっとします。
全体的にギャグとアクションのバランスが秀逸で、「笑いながら熱くなれる」巻でした。スパイ×家族×学園という要素がここまで自然に噛み合っているのは本作ならでは。テニスバトルの意外性も楽しく、シリーズの転換点として満足度の高い内容です。
SPY×FAMILY 6巻の評価
SPY×FAMILY 6巻について、以下の5つの観点で各項目10点満点で評価致します。
ストーリー:9点
まさかの「スパイ×テニス」という異色の展開ながら、笑いと緊張感が見事に融合。ヨルとフィオナの対比を通して“偽装家族の絆”を掘り下げる構成が秀逸です。アクションのテンポも抜群で、ギャグ要素とドラマが自然に繋がっており、シリーズの中でも完成度の高い中盤エピソードとなっています。
キャラクター:10点
ヨル、フィオナ、ロイド、アーニャ――それぞれの立ち位置が際立つ巻。特にフィオナの感情描写が深く、彼女の新たな魅力が引き出されています。ヨルの“妻としての想い”との対比がドラマ性を強化し、キャラクターの奥行きを見事に広げています。
作画・デザイン:9点
表現力:9点
メッセージ性:8点
「偽りの関係の中で育つ本物の絆」というシリーズのテーマがより明確に感じられる巻です。スパイや殺し屋といった非日常の設定の中で、“信頼”や“居場所”といった普遍的な価値を描き出しており、ユーモアの裏に温かいメッセージが宿っています。
総合評価
45点/50点
SPY×FAMILY 6巻は、笑い・アクション・ドラマのバランスが完璧で、“日常と任務の狭間”にある人間味が光る名巻。シリーズ中でも屈指の完成度を誇る一冊です。

SPY×FAMILY 6巻の目次
MISSION:31 … 9
MISSION:32 … 31
MISSION:33 … 61
MISSION:34 … 91
MISSION:35 … 117
MISSION:36 … 141
MISSION:37 … 163
SHORT MISSION:4 … 193
SPY×FAMILY 6巻の商品内容
タイトル:SPY×FAMILY 6
出版社:集英社
発売日:2020年12月28日(月)
ページ数:202ページ
著者:遠藤 達哉
販売価格:
コミック(紙):528円(税込)
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Kindle版(電子書籍):502円(税込)
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まとめ

SPY×FAMILY 6巻の概要、登場人物、感想、評価、目次、商品内容についてお伝えおいたしました。
SPY×FAMILY6巻は、シリーズの中でも特にテンポが良く、笑いと緊張感のバランスが抜群な一冊です。舞台がまさかの「テニス大会」という意外性に満ちた展開で、スパイ×スポーツの組み合わせが新鮮です。
ヨルとフィオナ(トバリ)の関係性が深掘りされ、二人の強さや心の揺れが丁寧に描かれています。アーニャの無邪気な存在が物語に癒しを与えてくれるのも健在で、読んでいて思わず笑顔になる瞬間が多いです。
アクション・ギャグ・家族ドラマのバランスが見事にまとまり、偽装家族が“本当の家族”へと近づく流れがしっかり感じられる内容。シリーズの魅力が詰まったおすすめの一冊です。
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