
魔都精兵のスレイブ12(画像引用元:集英社ホームぺ-ジ)
魔都精兵のスレイブ12巻は、2023年1月4日(水)に発売されました。表紙は、一番組 組長 多々良 木乃実(たたら このみ)です。
この記事では、魔都精兵のスレイブ12巻の感想と評価、概要、登場人物、目次について解説致します。※この記事には、ネタバレを含んでいますので、ご注意下さい。
魔都精兵のスレイブ12巻の概要
魔都精兵のスレイブ12巻の概要を紹介いたします。
怒れる神が、動き出す──! 魔都の状況が緊迫する中、各所で魔防隊が襲われる事件が勃発。下校途中の女子高生組長・木乃実を、元・組長の下村夢路が強襲する。京香、冥加らと共に駆けつける優希だが、敵の能力で二手に分断されてしまう…! 神奉者となり神の力を得た夢路とも互角に渡り合う木乃実だが!?
(引用元:集英社ホームページ)
魔都精兵のスレイブ12巻の登場人物
魔都精兵のスレイブ12巻の登場人物を紹介いたします。
七番組
和倉 優希(わくらゆうき)
高校3年生の時に魔都に迷い込み、醜鬼に襲われていたところを京香に助けられ、奴隷兼魔防隊の管理人に、家事全般が得意。
羽前 京香(うぜん きょうか)
魔防隊七番組 組長。醜鬼に故郷を滅ぼされた過去を持ち、醜鬼の殲滅を目標に掲げる。能力『無窮の鎖(スレイブ)』で優希を使役する。
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東 日万凛(あずま ひまり)
七番組 副組長。『青雲の志(ラーニング)』で京香の能力を使い、優希を奴隷に。「東の晩餐」を経て東家との確執を乗り越えた。
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大川村 寧(おおかわむら ねい)
組の最年少で11歳。先に入隊した上司として優希を気にかける。千里眼の能力『きっと見つける(プロミス)』を持つ。
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駿河 朱々(するが しゅしゅ)
身体の大きさを変化させる『玉体革命(パラダイムシフト)』で醜鬼を圧倒。当初は単なる好奇心だったが、今は、優希に好意を抱く。
一番組
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多々良 木乃実(たたら このみ)
一番組 組長。昼間は高校に通う女子高生。京香を姉弟子と慕う。
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冥加 りう(みょうが りう)
前、一番組 組長で京香の師匠。組長の座は木乃実に譲ったが、隊まだまだ現役。
神奉者
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下村 夢路(しもむら ゆめじ)
元・七番組 組長。京香に敗れ魔防隊を去り神奉者となる。
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八雷神
紫黒(しこく)
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鳴姫(なるひめ)
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若雲(じゃくうん)
魔都精兵のスレイブ12巻の感想
魔都精兵のスレイブ12巻の感想についてお伝え致します。
魔都精兵のスレイブ12巻では、アクションシーンの迫力やテンポの良さが高く評価されています。
特に、多々良木乃実と下村夢路による一騎打ちは、「物語がいよいよ大きな転換点を迎えた」と感じさせる印象的な戦闘として注目を集めました。
拳法を駆使するヒロインと、王道的なバトル展開が融合した構成が新鮮で、「シリーズの原点を思い出させる熱い戦い」と評する声も多く見られます。
さらに、キャラクターの描かれ方にも高い評価が寄せられています。ヒロインの奮闘や成長、そして戦いを通じて変化していく人間関係の機微が丁寧に表現されており、その動きのある展開が読者を惹きつけ続けています。関係性の揺れや感情の変化が巧みに描かれている点も高く評価できます。
魔都精兵のスレイブ12巻は、物語全体の中でも特に盛り上がりを見せる重要な局面に差し掛かっており、アクションの迫力やビジュアルの完成度、そしてキャラクターの魅力といった要素がバランスよく際立っています。
そのため、読者からの満足度も高く、シリーズの中でも印象に残る一冊となっています。
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魔都精兵のスレイブ12巻の評価
魔都精兵のスレイブ12巻について、以下の5つの観点で各項目10点満点で評価致します。
ストーリー:8点
本巻では、物語の戦闘構図がより明確になり、特に木乃実と夢路の一騎打ちが印象的なクライマックスとして描かれています。
緊張感と勢いが増し、物語としての盛り上がりがしっかりと感じられる展開です。
一方で、ストーリーの収束や今後の方向性はまだ明確に見えていません。そのため、読後には「この先どう展開していくのか」という期待と余韻を残す内容となっています。
キャラクター:8点
キャラクターたちの動きが活発で、ヒロイン・木乃実の奮闘や夢路との因縁、さらに京香や優希との関係性の変化など、人物描写の面でも多くの見どころがあります。
それぞれの立場や感情が丁寧に描かれており、物語に厚みを与えています。
一方で、登場人物の数が多いため、全員に十分な焦点を当てることは難しく、一部のキャラがやや描写不足に感じられる部分もあります。それでも、全体としてはテンポの良い展開とキャラクターの魅力がしっかりと両立しており、読み応えのある内容に仕上がっています。
作画・デザイン:9点
戦闘シーンからキャラクターのコスチュームデザインに至るまで、ビジュアル面の完成度が非常に高く、多くの読者から「作画が美しい」「絵のクオリティが抜群」といった好評の声が寄せられています。
見せ場の演出も巧みで、アクションの迫力と構図の美しさが際立っており、ページをめくるたびに視覚的な満足感を得られる一冊です。
表現力:7点
戦闘シーンの迫力や場面の転換、キャラクターの感情表現などにはしっかりとした演出力が感じられます。アクションのダイナミズムとテンポの良さが際立ち、読者を引き込む力があります。
一方で、物語のテーマを深く掘り下げるような描写や、読後に心に残る“静かな余韻”を演出する表現という点では、やや物足りなさを感じる部分もあります。
メッセージ性:7点
本作では、「力と責任」「主従関係」「仲間や敵との再契約」といったテーマが物語の中で描かれており、一定のメッセージ性が感じられます。キャラクターたちの行動や選択を通じて、それぞれの信念や絆が浮かび上がる構成です。
ただし、「この世界でどう生きるのか」「何を守るのか」といった強い人生観や価値観を提示する要素は控えめで、明確な思想性や哲学的な深みを求める読者には、やや軽く感じられる部分もあるかもしれません。
総合評価
39点/50点本巻は、これまでシリーズを追い続けてきた読者にとって、確実に盛り上がりを実感できる内容となっています。物語のテンポが加速し、キャラクターそれぞれの個性がより際立ち、さらに作画や演出の完成度も高く、ビジュアル面・読み応えの両方で高い満足感を得られる一冊です。
ただし、「物語の収束」や「テーマの掘り下げ」、「メッセージ性の明確化」といった部分に関しては、今後の展開に期待が残るところです。次巻でどのように物語が展開していくのか、期待感を強く抱かせる巻であると言えます。
魔都精兵のスレイブ12巻の目次
魔都精兵のスレイブ12巻の目次についてお伝え致します。
第91話 襲撃 … 005
第92話 混戦 … 019
第93話 与えられし力 … 041
第94話 道 … 063
第95話 練り上げた力 … 085
第96話 一番組組長 … 107
第97話 侵攻する者達 … 129
第98話 京香と夢路 … 149
描き下ろし漫画 覇衣・その後 … 171
巻末おまけ 魔防隊組長紹介 … 182魔都精兵のスレイブ12巻の商品内容
タイトル:魔都精兵のスレイブ12
出版社:集英社
発売日:2023年1月4日(水)
ページ数:200ページ
著者:タカヒロ
漫画:竹村 洋平(たけむら ようへい)
販売価格:
コミック(紙):528円(税込)
Amazonでのご購入はこちら>>Kindle版(電子書籍):502円(税込)
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魔都精兵のスレイブ12巻の感想と評価、概要、登場人物、目次についてお伝えおいたしました。
魔都精兵のスレイブ12巻をおすすめする理由は、以下の4点です。



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