
2.5次元の誘惑18(画像引用元:集英社ホームページ)
2.5次元の誘惑18巻は、2023年9月4月(月)に発売されました。表紙は、奥村正宗とリリエル(天乃リリサ)です。
この記事では、2.5次元の誘惑18巻の感想と評価、概要、登場人物、目次についてお伝え致します。※この記事には、ネタバレを含みますのでご注意下さい。
2.5次元の誘惑18巻の概要
2.5次元の誘惑18巻の概要をご紹介致します。
2次元のキャラクター・リリエルを愛する奥村。「究極のROM」のため、撮影ロケ合宿に来た漫画研究部の面々。最高のロケーションで挑んだ撮影だが奥村とリリサは何故か納得できずに…!? 悩む2人に四天王・淡雪エリカが投げかける言葉とは…!?
オタク道は愛!! ドキドキコスプレコメディ第18巻!!
(引用元:集英社ホームページ)
2.5次元の誘惑18巻の登場人物
2.5次元の誘惑18巻の登場人物をご紹介いたします。
天乃リリサ(あまの りりさ)
高校2年生。女子でありながらエロに抵抗がないことを恥じてはいるが、「好きなことを堂々とするのがカッコいい」と思い、大好きなリリエルのコスプレをしている。恋愛に鈍感でちょっとドジ。
奥村正宗(おくむらまさむね)
高校3年生。漫画研究部の部長。3次元女子には興味なし。「2次元は俺の嫁」と豪語するほどのリリエル好きのオタクで、恋愛には超鈍感。リリサとの約束、「最高のROM」作りに協力する。
橘美花莉(たちばなみかり)
高校2年生。リリサと同じクラスの人気モデルで、スタイル抜群。奥村の幼馴染で、彼へ10年間片思い中。奥村に喜ばれるためコスプレをはじめたが、最近は自身も楽しんでいる。
恵比寿乃愛(えびす のあ)
高校2年生。友達が欲しくてコスプレをはじめるが、本人は極端な人付き合い下手。他校の生徒だが、漫研部に出入りする。
喜咲アリア(きさき ありあ)
高校3年生のギャル。他校のコスプレ初心者だが、リリサの指導ではまり出す。
安部まりな(あべ まりな)
大学生。高校卒業後、漫研部のOB特別顧問に就任した。ガチオタクなお姉さん。
華翼貴(はな つばき)
高校1年生。奥村が通う高校の特進クラスの生徒。オタクになるため、漫研部に入部。容姿端麗・成績優秀・パーフェクト美少女のガチお嬢様。
まゆら(コスプレ四天王)
伝説のセクシー美女
星月夜姫/ほしづき(コスプレ四天王)
フェチ系アングラ美女
753/なごみ(コスプレ四天王)
絶対的カワイイ美少女
淡雪エリカ/あわゆきえりか(コスプレ四天王)
ストイッククール美女
2.5次元の誘惑18巻の感想
2.5次元の誘惑18巻の感想についてお伝え致します。
2.5次元の誘惑18巻は、奥村とリリサが「究極のROM」制作に挑む過程で、お互いをより深く理解し合っていく姿が丁寧に描かれていました。二人の関係が少しずつ進展していく描写が本当に尊く、読んでいて何度も胸が温かくなりました。仲間たちとの掛け合いも相変わらず楽しく、作品全体に明るさと安心感があります。
ただ、今回はラブコメやお色気といった要素よりも、“コスプレ道”と呼べるような精神的テーマが強く、内面を掘り下げるパートが多めです。テンポの遅さを感じる人もいるかもしれませんが、キャラクターたちの「何のためにコスプレをするのか」という真剣な想いがしっかり伝わってきました。
特に「愛されること」より「誰かを愛すること」への意識の変化は印象的で、作品全体が一段成熟した印象です。派手さは控えめですが、心の成長と信念を描いた“静かな熱さ”を感じる巻でした。
2.5次元の誘惑18巻の評価
2.5次元の誘惑18巻について、以下の5つの観点で各項目10点満点で評価致します。
ストーリー:8点
キャラクター:9点
奥村とリリサの内面的な成長が細やかに描かれており、二人の関係がより成熟していく様子に深い余韻があります。特に、リリサが「愛される存在」から「愛する側」へと意識を転じていく描写は印象的で、彼女の人間的な変化を強く感じさせます。また、仲間たちもそれぞれの立場で支え合い、作品全体にチームとしての一体感と温かさが広がっています。
作画・デザイン:9点
登場人物の感情を丁寧に映し出す表情の描き方が秀逸で、静かな場面でも視線や指先の動きから心の機微が自然に伝わってきます。コスプレ衣装の質感表現も一貫して高水準で、細部へのこだわりや創作に懸ける情熱、美しさへの追求が見事に表現されています。
表現力:8点
モノローグ中心の構成ながら、言葉選びの精度や“間”の使い方によってキャラクターの感情が鮮やかに伝わってきます。ページ全体の流れも落ち着いていて、熱量を抑えた静かな描写の中に深い情感が宿るのが印象的です。華やかな演出よりも余韻で魅せる表現が多く、読後にじんわりと響く味わいがあります。
メッセージ性:9点
総合評価
43点/50点
2.5次元の誘惑18巻は、華やかな展開よりも内面的なテーマに重きを置いた、静かながらも印象に残る一冊です。外側のドラマ性を抑えることで、シリーズ全体に通じる精神的な核心がより深く掘り下げられており、作品の方向性を一段引き上げた重要な巻と言えます。

2.5次元の誘惑18巻の目次
第136話:となりの天使 … 005
第137話:色なき世界 … 027
第138話:何者 … 049
第139話:淡雪 … 072
第140話:わたしの願い … 091
第141話:愛色の世界 … 111
第142話:何者の夢 … 131
第143話:編集スタートですっ! … 154
番外編:「ノノアリゲーセンデート」 … 173
番外編:「デッサン!」 … 178
2.5次元の誘惑18巻の商品内容
タイトル:2.5次元の誘惑18
出版社:集英社
発売日:2023年9月4月(月)
ページ数:184ページ
著者:橋本 悠
販売価格:
コミック(紙):715円(税込)
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Kindle版(電子書籍):680円(税込)
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まとめ

2.5次元の誘惑18巻の概要、目次、感想、評価、商品情報についてお伝えおいたしました。
本巻では、主人公の奥村とヒロイン・リリサが「究極のROM(コスプレ写真集)」という目標に全力で挑み、その過程で二人の関係がさらに深まっていきます。読者の間でも「奥村とリリサの距離が近づく尊い巻」と高く評価されています。
また、コスプレという創作活動を通じて、“愛される側”から“愛する側”へと意識が変化するテーマが描かれており、「コスプレ道」や「精神性」といった言葉で語られるほど、作品の奥行きが感じられる展開です。
華やかさを抑えた分、キャラクターたちの心情や創作に懸ける想いが丁寧に描かれており、シリーズ全体の中でも特に精神的な深みと成長を味わえる一冊として強くおすすめできます。
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